香色山ミニ八十八ケ所巡りについて
香色山ミニ八十八ケ所巡りは、香色山の麓を一周するように約2キロにわたり、四国八十八ケ所霊場のご本尊様を石像にてお祀りしております。第一番霊山寺の釈迦如来は五智院本堂内にあり、香色山を右回りに第二番極楽寺、第三番金泉寺と巡ります。
「善通寺市史」によれば、起源は寛政十年(1798)で、願主は観智院法印と世話人6名の名前があり、世話人6名は天霧山城主、香川氏に仕えた者で、香川氏滅亡後は仙石氏に仕え、豊臣秀吉の島津攻めの折に討死した先祖の二百年祭を機に観智院法印の肝いりで、先祖の供養と衆生済度のため香色山に八十八ケ所を勧請したと記されています。
この歴史深い霊場を一心にお参りすることにより、四国八十八ケ所巡礼と同じ功徳が得られると伝わっております。